アロマスプレーの作り方は?おすすめブレンドや効果を併せて解説

天然の香りで暮らしを心地よく演出するアロマスプレー。手作りすることで、好みの香りと効果を自由に選べるというメリットが得られます。そこで本記事では、アロマスプレーにおすすめのブレンドレシピを紹介します。「市販のアロマスプレーは高い」「身体や環境に優しい選択をしたい」とお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
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手作りアロマスプレーの主な用途
手作りアロマスプレーは、以下のような場面で活用できます。
- 消臭用スプレーとして使用する
- リラックス空間を作る
- 集中力を高める
- 寝室で快眠をサポートする
- 気分をリフレッシュする
それぞれの内容を解説します。
消臭用スプレーとして使用する
アロマスプレーは、部屋や衣類、靴などの消臭に役立つアイテムです。抗菌作用や消臭効果が期待できるティーツリーやユーカリの精油を使うことで、自然な方法で嫌な臭いを取り除けます。化学的な消臭剤を避けたい方にも安心で、玄関やクローゼット、ゴミ箱周りなど臭いがこもりやすい場所にスプレーすることで、清潔感のある空間を保てます。
リラックス空間を作る
アロマスプレーを使えば、簡単にリラックスできる空間を作ることが可能です。ラベンダーやベルガモットの精油をブレンドしたスプレーを使用すると、心を穏やかにし、ストレスを軽減する効果があります。仕事や家事で疲れたときに部屋にスプレーすると、香りが広がり、緊張をほぐしてくれるでしょう。
集中力を高める
勉強や仕事中に集中力を高めたいとき、ペパーミントやローズマリーを使ったアロマスプレーが効果的です。これらの精油は刺激的で清涼感のある香りを持ち、気分をリフレッシュしながら集中力を持続させるのに役立ちます。デスクや作業スペースにスプレーすると、スッキリとした空間で効率的に作業を進められるでしょう。
寝室で快眠をサポートする
快適な眠りをサポートするために、カモミールやラベンダーの精油を使ったアロマスプレーが役立ちます。寝具やカーテンに軽くスプレーするだけで、リラックス効果のある香りが広がり、穏やかな眠りを誘います。不眠気味の方や、就寝前にリラックスしたい方におすすめの使い方です。
気分をリフレッシュする
気分転換が必要なときは、柑橘系の香りを使ったアロマスプレーが効果的です。レモンやオレンジスイートの爽やかな香りが、疲れた心を軽やかにし、明るい気分に導いてくれます。リフレッシュしたい朝や昼休み、外出前などにスプレーを活用すると、1日をより快適に過ごせるはずです。
アロマスプレーの基本的な作り方
アロマスプレーの基本的な作り方を、以下の内容に分けて解説します。
- 必要な材料と道具
- 作り方の手順
詳しく見ていきましょう。
必要な材料と道具
- お好みのエッセンシャルオイル…10滴
- 無水エタノール…5ml
- 精製水…45ml
- スプレーボトル
スプレーボトルは遮光性のある茶色や青色のボトルを選びましょう。
また無水エタノールは、エッセンシャルオイルと精製水の混ざりを良くする役割を果たします。よく振って混ぜれば、無水エタノールがなくても作れます。
作り方の手順
- スプレーボトルに無水エタノールを10mlほど入れます。
- ①にエッセンシャルオイル(精油)を入れて、よく振り混ぜましょう。
- 精製水を入れてさらに振り混ぜ、完成です。
使用前には毎回軽く振ることで、精油と水が再び混ざりやすくなります。
アロマスプレーにおすすめのブレンドレシピ

アロマスプレーにおすすめのブレンドレシピを、7つ紹介します。
- リラックスブレンド(ラベンダー+ベルガモット)
- リフレッシュブレンド(ペパーミント+レモン)
- 消臭ブレンド(ティーツリー+ユーカリ)
- 集中力アップブレンド(ローズマリー+レモングラス)
- 快眠ブレンド(カモミール+ラベンダー)
- 幸福感アップブレンド(イランイラン+オレンジスイート)
詳しく解説します。
リラックスブレンド(ラベンダー+ベルガモット)
リラックス効果を求める場合は、ラベンダー(3滴)とベルガモット(7滴)の組み合わせが最適です。心を落ち着かせるラベンダーと明るい柑橘系の香りのベルガモットが調和し、穏やかな安らぎをもたらします。
リフレッシュブレンド(ペパーミント+レモン)
疲れたときや朝の目覚めがスッキリしないときには、ペパーミント(7滴)+レモン(3滴)を混ぜた、リフレッシュブレンドを試してみてください。ペパーミントの清涼感とレモンの明るい香りが組み合わさった香りは、気分を前向きにしたいときにもおすすめです。
消臭ブレンド(ティーツリー+ユーカリ)
キッチンや玄関には、ティーツリー(6滴)+ユーカリ(4滴)を混ぜた、消臭ブレンドがおすすめです。ティーツリーとユーカリの抗菌作用が臭いの原因を抑え、部屋を清潔な状態に保ちます。
集中力アップブレンド(ローズマリー+レモングラス)
勉強や仕事を効率よく進めたいときには、ローズマリー(6滴)+レモングラス(4滴)の集中力アップブレンドを試してみましょう。ローズマリーの刺激的な香りとレモングラスの爽やかさが、集中力や記憶力を高める効果を発揮します。
快眠ブレンド(カモミール+ラベンダー)
眠れない夜には、カモミール(5滴)+ラベンダー(5滴)のブレンドが効果を発揮します。カモミールの甘い香りにラベンダーを加えたブレンドは、心を落ち着かせ、深い眠りをサポートします。寝室で使うのにぴったりの香りです。
幸福感アップブレンド(イランイラン+オレンジスイート)
幸福感を高めたい時は、イランイラン(4滴)+オレンジスイート(6滴)をブレンドすることで、華やかで明るい気分になれます。イランイランの甘い香りとオレンジスイートの明るい香りが前向きな気持ちを引き出すので、何となく気分が沈んでいるときにもおすすめの香りです。
アロマスプレーを作る際の注意点
アロマスプレーを作る際には、以下の点に注意しましょう。
- 精油の濃度を守る
- アレルギーに注意する
- 子供やペットのいる場合は十分注意する
それぞれの内容を解説します。
精油の濃度を守る
アロマスプレーを作る際には、精油の濃度を1%以下に抑えることが推奨されます。高濃度の精油を使用すると、肌や粘膜に刺激を与える恐れがあるため、安全性を確保するためにも適切な希釈が必要です。精油を希釈する際には、無水エタノールや精製水を利用し、全体のバランスを整えることが重要です。
目安として、スプレーボトル100mlあたりに対して精油を20滴以下に抑えることで、安心して使用できる濃度になります。特に敏感肌の方や初めてアロマスプレーを作る場合には、慎重に濃度を調整し、安全性を確保してください。
アレルギーに注意する
アロマスプレーを使用する際には、アレルギーへの配慮が重要です。敏感肌やアレルギー体質の方は、必ずパッチテストを行い、精油が肌に適しているかを確認してください。パッチテストとは、希釈した精油を腕の内側に少量塗布し、24時間後に肌の異常を確認する方法です。パッチテストで赤みやかゆみが生じた場合、そのアロマオイルは使用を避けましょう。
子供やペットのいる場合は十分注意する
小さな子供やペットがいる家庭では、アロマスプレーに使用する精油の選択と使用料に特に注意が必要です。呼吸器に影響を与える可能性のあるメントールやユーカリ成分を含むアロマオイルは、子供や動物にとって有害となる場合があります。安全性を確保するために、アロマオイルの使用前には信頼性のある情報源で確認しましょう。
手作りのアロマスプレーで素敵な香りのある生活を
手作りアロマスプレーは、天然の香りで日常生活を豊かに彩ってくれます。アロマスプレーの作り方は意外と簡単なので、目的に合わせたアロマオイルを選び、日々の暮らしに取り入れてみてください。